行政・企業をかたるフィッシングSMS(スミッシング)
継続中 ・ 最終更新 2026.07.31
国税庁・税務署や、決済・通信・配送などの事業者を名乗り、「未払い」「引落失敗」「文書の確認」などの名目でSMSのリンクから偽サイトへ誘導する手口。リンクは短縮URLやダイナミックDNS、使い捨てドメインで遷移先が隠されることが多い。行政・主要な事業者は、SMSにURLを付けて納付や料金支払いの案内を送らないとしている。
YORUME の2件の事例はどちらも遷移先を隠していた。国税庁をかたるSMSは X(旧Twitter)の短縮ラッパー t.co と無料のダイナミックDNS(duckdns.org)、PayPayの支払いへ誘導するSMSは受信前日に登録された使い捨てドメイン(paye.jp)。見分け方は共通で、行政・事業者はSMSのリンクで納付や料金支払いを案内しない・リンク先ドメインと whois の登録日を見る・料金の支払いを個人間送金でやらせようとするものは詐欺、の3点。2026年7月の民間レポートでは、SMSのURLから偽サイトに誘導し、サイト内のボタンでブラウザ上のインターネット電話を起動させて犯行グループと通話させる型が増えている(番号ベースのフィルタや通話音声解析を避ける狙いと考えられる)。新規の詐欺電話番号の約7割が国際電話番号との集計もある。
公的ソース・報道
この論点について確認できたもの(古い順)。一次ソースは各リンク先。
| 日付 | 発表元 | 内容 |
|---|---|---|
| IPA(情報処理推進機構)注意喚起 | 国税庁をかたる偽ショートメッセージサービス(SMS)や偽メールに注意 | |
| フィッシング対策協議会緊急情報 | 国税庁をかたるフィッシング(2024/05/22) | |
| フィッシング対策協議会月次報告 | 2025/08 フィッシング報告状況 | |
| フィッシング対策協議会緊急情報 | PayPayアプリでの支払いへ誘導するフィッシング(2026/04/02) | |
| PayPay注意喚起 | 各種サービスの未払いや公金の未納を騙るフィッシングメール・SMSにご注意ください | |
| トビラシステムズ調査レポート(民間) | 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2026年7月) |
関連する事例
「【国税庁】ご確認が必要な文書」のSMS — リンクは t.co から duckdns.org へ転送される
国税庁をかたるSMSに、X(旧Twitter)の短縮リンク t.co が使われていた。実際の転送先は無料のダイナミックDNS(duckdns.org)のサブドメインで、SMSの文面からは遷移先が分からない。
「4,853円 料金引落失敗」のSMS — リンク先ドメイン paye.jp は受信の前日に登録されていた
「携帯番号[あなたの番号]利用停止予告、2月分 4,853円料金引落失敗。PayPay の自動支払い」というSMS。リンク先の paye.jp は、whois を見ると受信の前日に登録された使い捨てドメインだった。PayPayの送金機能へ誘導する架空請求の手口が公的に注意喚起されている。
このページは論点の索引です。特定の未確認の加害者を名指しすることはしません。 新しい発表や措置があれば追記します。